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高密度コンクリート(産業副産物のスラグ骨材を有効利用)
概要
高密度コンクリートは、普通コンクリートの骨材である砂と砂利のかわりに、銅の製錬過程から得られる銅スラグと電気炉製鋼過程で得られる電気炉酸化スラグを使用しています。スラグ骨材は特異な材料的性質を示しますが、混和材と混和剤の使用により性質が改善されます。
特許:第5041656号
施工方法
- 目標密度に応じて、現地の生コン工場の骨材を配合し製造します。
- 製造工程は、普通コンクリートと同様な工程で製造できます。
特徴
- スラグ骨材を使用することにより、高い密度のコンクリートが得られます。
- 配合調整によりスランプの変更が可能です。
- スラグ骨材を使用することによって高い強度を得ることができます。
- 環境にやさしいコンクリートであり、有害物質の溶出はなく海藻等の着生を促進できます。
- 構造物に用いると自重の増加により滑動・転倒に対する抵抗力が増強できます(津波に対する粘り強さに期待できます)。