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N式アース工法
概要
電力供給用ケーブル地下管路は、シールド工法で施工することが多く、管路内にアース棒の設置が必要です。従来はボーリングマシンで削孔後、地盤改良等で土圧や水圧に対処しアース棒を埋め込んでいましたが、グラウト注入孔の改良開発とアース棒本体を掘削用ロッドとしたことにより、ボーリングマシンで削孔と同時にアース棒を埋め込むことが可能になりました。この方法では、地盤改良をする必要がないので安全性にも優れ、作業工程を短縮できるのでコストの低減が図れます。
また、グラウトホール取付金具の改良により深度100mの高水圧下でも施工を可能としました。当工法のアース棒は鋼管に銅管を被覆したクラッド構造の複合管です。
特徴
- 地盤改良が不要。アース棒表面の地盤改良材による被覆がなく、接地抵抗値は基準値を確実に満足。
- 従来のようにボーリングロッドの引抜き時における土砂や地下水の逆流の危険性がなく安全性に優れています。
- 高水圧(深度100m)に対応可能です。
- 全地質に対応可能です。
- 作業工程が少なくコストの低減が可能です。