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技術情報

SSケーソン工法

無載荷沈設のオープンケーソン工法

概要

SSケーソン工法は、ケーソン外周面と地山の間にスペース砂利と称する玉砂利を充填し、地山の安定を図りながら、ケーソンに作用する周面摩擦抵抗を低減します。このため、荷重やアースアンカーを必要とせず、自重のみで緩やかに、高精度に沈設させるオープンケーソン工法です。橋梁基礎・立坑や地下室・駐車場など地下空間づくりに最適です。廃棄物の処分にも活用可能です。
エバーピット:平成12年度次世代廃棄物処理技術基盤整備事業助成、実験済

施工方法

1. 刃口工場製作
2. ガイドウォール設置
3. 施工基面まで掘削後転圧
4. 刃口据付
5. 刃口とガイドウォールの間にスペース砂利を投入
6. 刃口内にコンクリート打設
7. 第一ロットの足場・鉄筋・型枠設置
8. ケーソン躯体コンクリート打設
9. 循環水設備設置
10. ガイドウォール天端付近までスペース砂利補充
11. 掘削沈下
12. 循環水設備撤去
13. 第二ロット着手(第一ロットと同様に作業(7.〜12.)を繰返し、所定の深度まで沈設)
14. 所定の深度到達後、底盤のスライム除去
15. スライム除去後、底版コンクリーを打設               
16. セメント・ベントナイトをスペース砂利の間隙に充填
17. ケーソン内部に充填後、頂版コンクリート打設

特徴

1. 周面摩擦抵抗を低減し、ケーソン本体の自重で沈設が可能です。
2. 広範囲な地質条件に適用可能です。
3. 施工時における周辺地盤への影響が少ない(近接施工が可能:最小2m:1面)です。
4. ケーソン沈設過程における傾斜・変位が少なく、精度の良い施工が可能です。
5. 高度の施工管理を必要とするが、経済的に優れます。

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