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DEPP(過剰間隙水圧消散)工法
概要
DEPP工法とは、液状化の可能性がある砂地盤中に、合成樹脂製のドレーンを所定の間隔で鉛直に設置することによって、地震時に発生する過剰間隙水をドレーン内に早期に流入させ、過剰間隙水圧の上昇を抑制する画期的な液状化防止工法です。
施工事例「平成17年度15号地木材ふ頭護岸(-12m)改良工事(その1)」
施工方法
- 打設準備:ロール状に巻かれたドレーン材をマンドレル下端まで通し,アンカープレートを装着します。
- マンドレルの圧入:マンドレルを圧入し,所定の深度まで貫入します。
- 設定深度へ到着:ドレーン材の共上りに留意しながらマンドレルを引き抜きます。
- マンドレルの引抜き:地表部に出てきたドレーン材を切断し,頂部に土砂混入防止用のキャップを取り付けます。
特徴
- 静的圧入方式の打設機によりドレーン材を鋼製の保護管とともに砂地盤に打設できます。
- ドレーン材の排水能力を保護したまま、周辺の地盤を乱すことなく、静かに、しかも迅速に施工できます。
- 専用施工管理装置により、確実な施工管理ができます。