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航路浚渫支援システム
概要
「航路浚渫支援システム」は、航路浚渫作業中に航路を航行する大型船舶の可航幅をPCモニターへ自動表示し、その可航幅に位置する作業船(浚渫船、土運船や起重機船など)へ退避警報を発信する技術です。
本システムの活用により、
・大型船舶航行の安全確保
・作業効率の向上
・安全監視員の負担軽減
につながります。
NETIS:QSK-150001-A
原理
大型船舶に応じた可航幅は、AISと入出港情報により、最適なタイミングでPCモニターに自動表示されます。GPSを搭載した作業船は、可航幅との位置関係が明確であり、必要に応じて退避警報が発信されます。
特徴
- 「入出港情報」、「大型船舶動静情報」、「可航幅」、「作業船の位置」といった情報の一元化より定式化した手順にて自動的に退避警報が発信できるため、安全性の確保ができます。
- 情報の一元化と自動判断により、安全監視員の負担軽減が図れます。
- 高い認識性と最適なタイミングで退避誘導するため、最短時間かつ最短距離にて退避可能となります。また、作業再開時の位置が判りやすいよう、退避直前の位置をマーキングしています。この結果、作業の効率化や工程短縮を期待することができます。