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技術情報

焼却炉解体技術

概要

りんかい日産建設の前身である日産建設の根源をたどると、工業都市日立のシンボル「大煙突」の建設に辿り着きます。


■◆■◆■ 「大煙突」建設のエピソード ■◆■◆■
時代は明治〜大正、日立では、日立鉱山の成長の反面、銅の製錬過程で発生する煙が「煙害」となって地元住民を苦しめていました。企業と地元との共存共栄を目指した日立鉱山は、この苦難を克服するため、当時世界一の高さ(155.7m)を誇る「大煙突」を建設しました。この「大煙突」で煙を上空に拡散させることにより、地元から煙害をなくすことに成功しました。当時、多額の費用と人員を投じて建設された「大煙突」は、古くから地元住民に愛され、街のシンボルとなっています(平成5年の「大煙突」倒壊により、現在は高さ約55mとなっています)。

このような経緯でできたた煙突・焼却炉は全国に数多くありますが、その大半が長い年月を経て老朽化しており、リニューアルの時期を迎えています。役割を終えた煙突・焼却炉を安全にリニューアルさせるためには、煙突・焼却炉内の灰処理やダイオキシン類などの対応をおこない、適切な解体技術が必要となります。りんかい日産建設は、こうした煙突・焼却炉を安全かつ適切にリニューアルさせるため、数多くのノウハウと実績を持っています。

施工方法

煙突・焼却炉に残っている灰を回収処理後、コンクリート解体用の建設機械を用いて施工します。この施工方法においては、解体順序と建設機械の適切な配置、解体時に発生するコンクリートガラの飛散・落下に注意し施工を進めます。


煙突解体方法の一つとして、煙突最上段に作業足場を掛け、最上段から解体していく方法があります。この場合、コンクリートガラを煙突内部に落とし込む事により、そのガラが飛散することなく、安全に解体を進める事ができます。また、足場とコンクリート回収場所において気密性を保ち、負圧を掛けることによって、周辺環境に粉塵等の影響を及ぼすことなく施工を進める事ができます。

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