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EPO-SOIL工法
浚渫土の植栽土壌への改質技術
概要
海域の浚渫土は塩分を多く含み、湖沼・河川の浚渫土は硫化物を含む場合があるため、そのままの性状では植栽用土等へ有効利用することは困難です。「EPO-SOIL工法」は、そのままでは利用困難な浚渫土を、PFP工法による脱水工程を経ることで、植栽土壌として利用可能な土壌へ改質する技術です。
施工方法
原理
「EPO-SOIL工法」は、化学的処理と物理的処理を組み合わせることにより、置換処理と酸化処理と中和処理と高圧脱水により改質されます。
1.置換処理
カルシウムイオンに加え、土壌に吸着しているナトリウ
ムイオンを置換除去します。
2.酸化処理
酸化剤を加え、植物に有害な硫化物を酸化除去します。
3.中和処理
酸化処理された土壌をpH調整します。
4.高圧脱水
泥濘化しやすいナトリウム土壌をカルシウム土壌に変え
るとともに、高圧脱水することにより生成されるケーキ
は、粘土粒子が凝集し、耐水性団粒となります。
特徴
- 浚渫土を高圧フィルタープレス脱水処理による数時間での処理で植栽用土壌に改質します。
- 浚渫土の有効活用を促進でき、減容化とリサイクルの両立が可能となります。