旋回噴流式オゾン酸化法
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高圧フィルタープレス(PFP工法)による浚渫土の減容化とリサイクル
技術紹介動画
浚渫底泥高圧脱水処理システムのニーズ
船舶が航行する航路を整備するためには、大量に発生する浚渫土を処分する土砂処分場が必要となりますが、その土砂処分場の容量には限りがあり、延命化措置が急務となっています。また、水分を多く含む浚渫土は、その活用が非常に難しいという課題を抱えています。
浚渫底泥高圧脱水処理システムとは
浚渫底泥高圧脱水処理システム(PFP工法)は、航路整備を含めた港湾工事や河川・湖沼工事などで発生する浚渫土を、大幅に減容化する工法です。さらに脱水処理した高品質な築堤嵩上げ材をはじめとした土木材料としてリサイクルされ、浚渫土の受入容量の増加も可能にしています。
浚渫底泥高圧脱水処理システムの処理工程
- 土砂処分場内の浚渫土は空気圧送船により取り除かれ、パイプラインにより脱水プラントまで輸送する
- 運ばれてきた浚渫土は減勢サイクロンで運搬に使われた空気エネルギーの勢いを取り除く
- 受入トロンメルで石や貝殻など脱水処理の妨げになる障害物を取り除く
- 砂礫除去装置で砂を分離除去、除去された砂は土木資材としてリサイクルされる
- 反応槽において脱水助剤を添加し、充分反応させた後、スラリー槽へ移送する。
- 貝殻や砂礫を取り除いた浚渫土は濃度調整槽に送られ、脱水処理に適した濃度に調整され、貯泥槽に貯留される
- スラリー槽に送られ、必要量が高圧フィルタープレスに送られる
- 脱水処理土は高圧フィルタープレス直下のピットに排出され、ダンプでプラント敷地内の仮置き場に運搬、築堤嵩上げ材としてリサイクル活用される
厳正な品質管理
- 一面せん断試験により破壊基準線を満足するせん断強さを確認
- 浚渫土の濃度調整、添加剤の必要量は自動運転管理システムによって集中管理・制御
- 日常管理として、高圧フィルタープレス1台ごとに1日2回、強度測定、含水比計測
施工実績
- 三重保全地区英虞湾工区閉鎖性海域再生漁場環境保全創造事業工事
- 皇居外苑清水濠浚渫工事
- 他多数