インドネシア パティンバン港新門司沖土砂処分場(Ⅱ期)護岸築造工事(第3次)国土交通省九州地方整備局名古屋中央雨水幹線下水道築造工事(その2)(その3)名古屋市上下水道局インドネシア パティンバン港開発事業(第一期)パッケージ1ターミナル建設工事インドネシア共和国運輸省海運総局海上土木 海上土木 陸上土木 中川運河に沿う低地市街地の内水対策として、当社は2度にわたって下水道築造工事に参画した。(その2)は当社を含む3社JVで西区天神山町から中川区山王1丁目までの区間を担当し、工期は2016(平成28)年9月から2021(令和3)年1月であった。(その3)も同じ3社JVで、2020年12月に契約した。 幹線下水道は名古屋市中心部の排水基幹である中川運河系統と連携し、浸水リスクの低減を図る事業であった。運河は1932(昭和7)年に全線供用した閘門式運河で、市街地排水の要として機能してきた。工事(その2)では、凍結しない加泥材を用いたビット交換手法が適用された。92 ジャカルタ東方のスバン県沿岸に建設されたパティンバン港は、インドネシアの新たな国際物流拠点として整備が計画された大型港湾であった。当工事はその中核をなすもので、日本側は当社を含む3社と、インドネシアの企業によるコンソーシアムで施工した。 この事業はJICAの有償資金協力によって推進され、2018(平成30)年10月に着工、2021(令和3)年6月に竣工した。工区内ではコンテナ岸壁420m、自動車岸壁300mの築造に加え、泊地浚渫や埋立造成、地盤改良などの大規模工事を実施した。特に現地では初採用となる浚渫土を再利用するCPM(管中固化処理)工法を導入したことで、埋立材の安定性が確保され、品質と施工効率の両立が可能となった。 パティンバン港は現在、首都圏の港湾機能を補完する国際貿易港として稼働している。 北九州空港の南方、苅田町沖に位置する新門司沖土砂処分場では、航路浚渫で発生する土砂を安全に受け入れるための整備が進められていた。当工事はその一環で、工期は2020(令和2)年8月から翌2021年7月であった。 外周部を構成する捨石式傾斜護岸の築造であったが、強い東風を直接受ける位置にあったため、波浪による基礎捨石の洗掘や方塊の滑動が懸念された。そこで施工手順の見直しを行い、水中部と気中部を分けて順次施工することで、波の影響を最小限に抑制した。さらに、方塊背面には対候性大型土嚢を設置して滑動防止を図った。これらの工夫により、工程の遅延を防止した。
元のページ ../index.html#94